2022/04/29
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【この春からカメラを始める方へ!】難しそうな一眼レフカメラのお手入れ方法をわかりやすくご紹介!
一眼レフカメラを初めてみたけど、お手入れはどうすればいいのかわからない!
という方は多いのではないでしょうか?
高価なものだからこそ、長く大切に使いたい!
そんな方へ難しくない一眼レフカメラのお手入れ方法をご紹介します。怠ってしまうと、写真に悪影響だけでなく、カメラ本体をダメにしてしまうかもしれません!
本記事では
・そもそもなぜお手入れが必要なの?
・お手入れアイテムは何が必要?
・詳しいお掃除方法は?
・お手入れの際の注意点はある?
といった誰しもが抱くカメラお手入れに関する疑問にお答えします。
そもそもなぜお手入れが必要なの?
一眼レフカメラは、デジタルカメラや一般的なスマートフォンのカメラに比べ非常に繊細なもの。
レンズに異物が付いているだけで写真のピントが合わなくてボケてしまったり、思いどおりの仕上がりにならなかったりしてしまいます。
さらに一眼レフカメラは湿気に弱い機器という特徴があります。保管場所が湿気の多いところであると、レンズはガラスでできているため、カビやクモリが発生してしまいます。
このせいで、レンズの光の屈折がうまくいかず、ぼやけた写真になってしまうことも。
せっかく手に入れた大切なカメラやレンズは長くキレイに使っていきたいですよね。
ちょっと難しそうに聞こえる “一眼レフカメラのお手入れ” ですが一度覚えてしまうと意外と簡単にできるんです。
お手入れのアイテムは何が必要?
お手入れアイテムは主に6つ。
・ブロアー
・クリーニングブラシ
・クリーニングクロス
・クリーニングスプレー
・クリーニングペーパー
・レンズペン
どれもインターネットや、街のカメラ屋さんで手に入るものばかり。
以下では、これらの特色や詳しい用途をご紹介します!
ブロアー
一眼レフカメラを扱う方にとっては基本中のアイテムで、お手入れグッズの定番商品。
カメラ本体やレンズ表面についたちりやほこり、砂を吹き飛ばす際に使用します。
こういった物質が付着しているままクリーニングクロスで拭いてしまった場合には、傷がついてしまうことがあるので、いきなりクリーニングクロスで拭くのではなく、その前には必ずブロアーで異物を吹き飛ばすことを忘れないように注意!
ブロアーのサイズは様々なものが販売されていますが、コンパクトな小さいサイズのものであると風量が足りず、ほこりを吹き飛ばすことができない場合があるため、大きめのものを選ぶのがオススメ。
クリーニングブラシ
カメラ全体のちりやほこり、砂を落としたり、狭い隙間の汚れを払うために使用します。ブラシを選ぶ際には、細かくて柔らかい触り心地のものを!
クリーニングクロス
一眼レフカメラの本体や液晶画面、レンズ等の拭き掃除に使用します。タオルやティッシュペーパーで拭いてしまうと細かな傷がついてしまう恐れがあるので、必ず専用のもので拭くようにしてください!
メガネ用のクリーニングクロスでの代用も可!
クリーニングスプレー
ブロアーやブラシでも取り除くことができず、クロスで拭いてもとれないようなレンズの油汚れを落とすために使用します。
クリーニングペーパー
レンズ表面やファインダーなどの掃除に使用します。様々な種類がありますが、あらかじめクリーナー液が染みこませてあるものがオススメ。
クリーナー液をかける手間が省けます。
小分けで個包装されているものはクリーナー液も持ち歩く必要がなく、かさばらないので外出先でも使用できて便利!
レンズペン
ペン型のレンズクリーナーです。
片側にはほこりを払うためのブラシがついていて、もう片側にはカーボン粒子配合のチップがついており、
レンズ表面の汚れを絡めとることができます。
使い方としてはブロアーで大きなちりやほこりを吹き飛ばし、
レンズペンのブラシの方でレンズ表面を払った後、反対側の拭き取り用クリーナーで拭きとります。
上記のクリーニングペーパーで拭いた後のクリーニング液を拭き取る仕上げにも使用でき、持ち運びに便利なので一本もっておくと重宝します。
お手入れアイテムの相場は?
初めてお手入れアイテムを購入される場合は、クリーニングセットがオススメです。
ネットでは基本的なアイテムを含んだクリーニングセットは1200円~1500円程度で手に入れることができます。
ひとつずつ購入される場合は、マストアイテムとして、ブロアー、レンズペン、クリーニングペーパーだけは用意されるとよいでしょう。
詳しいお掃除方法は?
それでは実際に一眼レフカメラのお手入れ方法の手順をご紹介します。
1 カメラボディの清掃
カメラのボディ全体をブラシで払い、ブロアーをかけて大きなちりやほこりを吹き飛ばしていきます。
ブラシを先にかけることで静電気を発生させ、ちりやほこりがブロアーで吹き飛ばされやすくなります。
特に凹凸の多い狭い隙間には埃が溜まりやすいためしっかりと空気を吹きかけるようにしましょう。
カメラによってはファインダーやストロボを取り付ける部分は取り外せるものもあるので、
取り外しておくと、細部までお手入れすることができます。
2 レンズ表面の清掃
レンズ表面もボディと同様にブロアーにかけ、ちりやほこりを吹き飛ばしましょう。
この時レンズ面を下にしながら吹きかけるようにしましょう。
その後、レンズに指紋や皮脂がついている場合はクリーニングクロスで優しく拭き取ります。
3 内部センサーの清掃
内部のセンサー部分についてはブロアーでほこりを払う程度にしましょう。
こちらはレンズと同じように、ほこりが内部に入りにくくするために、下に向けながらブロアーを吹きかけます。
ここで注意が必要なのが、センサー部分はかなりデリケートな部分ですので、クリーニングクロスで拭いたり直接触れたりしないようにしましょう。
自分でお手入れしたい場合はセンサー専用のクリーニングキットを使用したり、慣れていない方はメーカーへのメンテナンス依頼をしたりするようにしましょう。
お手入れの際の注意点はある?
最後に2点、どうしても覚えておいていただきたい注意点をご紹介します。
・センサー部分のお手入れは細心の注意を!
・心配な場合はサービスセンターを利用して
それぞれ順番にご説明します。
センサー部分のお手入れは細心の注意を!
センサー部分は、撮影した際の写りに最も影響する部分。自分で清掃して傷つけてしまったなんてことも少なくありません。
こちらを掃除の際はくれづれも細心のご注意を!
心配な場合はサービスセンターを利用して
自分で清掃するのが怖いという方は、カメラメーカーのサービスセンターに依頼するのがオススメ。
カメラを持ち込んだり郵送したりなど、手間や費用が発生しますが、カメラのプロがシャッタースピードやオートフォーカス機能の確認など、簡易点検も行ってくれます。
番外編 お手入れの頻度は?
最後に、どれくらいの頻度でお手入れするのが効果的なのかをご紹介。
期間を決めて行う方や、思いついた時に行う方など様々ですが、最もオススメなのはカメラの使用後に毎回のお手入れです。
カメラには、目には見えないちりやほこり、汚れが簡単に付着してしまうため、使用後毎にお手入れする習慣を!
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お手入れは難しそうだな、というもそれほど難しくないと感じていただいたのではないでしょうか。
皆様が、大切なカメラとたくさんの思い出を作ること、そして充実したカメラライフが送れることを心から祈っています。