2022/04/28
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【動画クリエイター必見!】最新技術に乗り遅れないためのAR・VR・MR講座

AR・VR・MR
遠い未来の技術だったものが、最近では遊園地のアトラクションになっていたり、スマートフォンで楽しむことができたりと、非常に身近なものになってきています。
どんどん進化を続けるこれらAR・VR・MRをテーマに
本記事では
・そもそも、AR・VR・MRって?
・それぞれをもっと詳しく!
を徹底解説!
映像業界での活用も増えてきているため、一見難しそうだけど乗り遅れたくない!という、映像業界で働く方は必見!
そもそも、AR・VR・MRって?
まずは簡単に、AR・VR・MRの概要について解説します!
AR
Augmented Reality(拡張現実)
現実世界に現実には無い新たな情報を付与する技術
VR
Virtual Reality(仮想現実)
現実とは異なる仮想の世界に入ることができる技術
MR
Mixed Reality(複合現実)
仮想世界と現実世界を融合させる技術
MRは、ARとVRをミックスし、発展させたような技術ということなんですね!以下ではそれぞれについてさらに詳しく解説していきます。
ARをもっと詳しく!
ARとは、Augmented Realityの略で、拡張現実のこと。
現実世界に新たな情報を付与する技術で、仮想世界は、現実世界を拡張するために使われます。あくまで現実世界がベースで、現実世界に仮想世界の情報を与えていくイメージ。
ARの代表例
ARが使われている代表的な例としては、
・ポケモンGO
・SNOW
などなど
スマートフォンゲームポケモンGOでは、ARの技術を用いて、現実世界にポケモンというキャラクターを映し出すことができます。ARの技術でそこにポケモンがいるかのような演出がなされ話題を呼びました!
続いて、カメラアプリSNOWでは、ARの技術を用いて、顔に加工を施すことができます。顔の周りに情報を付与するだけでなく、体型をシャープにしたりメイクをしたり…
なんてこともできちゃいます!
ARの活用事例
ARは上記にて挙げたゲームやアプリだけでなく、
下記のような分野で活用が見込まれています。
・広告・プロモーション表現
・設置シミュレーション
・物流・管理作業者への指示
・保守・メンテナンス
設置シミュレーションでARを活用すると、
大きな物や重い荷物運ぶ労力や運送費用が削減できたり、
倉庫のような物がたくさんある場所で特定の物をピッキングする際に、ARを使って直接矢印等の指示を出すことで人的ミスを防ぐことができたり!
ARを活用することでミスやコスト削減等に繋がるため、様々な分野での活用が見込まれているんです!
VRをもっと詳しく!
VRとは、Virtual Realityの略で、仮想現実のこと。
現実世界とは異なる仮想世界に入ることができる技術。
仮想世界とは、コンピュータによって作り出した世界のことで、現実には存在しない世界。
ARが現実世界に仮想世界の情報を付与するのに対し、
VRは完全に仮想世界である点が大きな違いです!
VRの代表例
VRの代表的な例としては、
・PlayStation VR
・Oculus Quest 2
などなど
PlayStation VRでは、VRの世界でゲームをすることができます。ゲームの世界にまるで自分がいるかのような体験ができるイメージができるんです!
Oculus Quest 2もPlayStation VR同様に、VRの世界でゲームをすることができます。なお、VRの使用は、基本的にPlayStation VRやOculus Quest 2のようにヘッドマウントディスプレイが必要になります。
とはいえ、ヘッドマウントディスプレイは数千円〜手に入るため、VRもARと同様に身近になってきている技術と言えます。
VRの活用事例
VRは、下記のような分野で活用が見込まれています。
・スポーツ鑑賞
・広告・プロモーション表現
・医療現場
スポーツ鑑賞にVRを活用すれば、360度好きな場所を観ることができるため、これまで選手や審判だけのものであった臨場感や没入感を感じられたり。
また、医療現場にVRを活用すれば、実際の手術の様子をよりリアルに共有することができるため、医師の技術力向上や教育に繋がったり。
このように、VRを活用することは技術の精度向上や教育等コスト削減に繋がるなど、様々な分野での活用が見込まれているんです!
MRをもっと詳しく!
MRとは、Mixed Realityの略で、複合現実のこと。
仮想世界と現実世界を融合させる技術です。現実世界と仮想世界が同時に目の前に存在するイメージ。
ARと似ていると感じるかもしれませんが、
手法はARの逆。
ARが仮想世界で受け取った情報を現実世界に反映しているのに対し、
MRは現実世界で受け取った情報を仮想世界に反映させています。
VRと同様に、ヘッドマウントディスプレイのような専用ゴーグルを着用して使用が必要です!
MRの代表例
MRの代表例としては、
・Microsoft HoloLens
が挙げられます。
Microsoft HoloLensとは、
その名の通り、Microsoftが開発したMR用のホロレンズグラスです。
これを使用すると、現実世界の中に3Dホログラム映像が現れ、手の動きや体の動きで操作することができるようになります!
これは製造業や建設業などで、実際に作成する前の ”事前検証” が行え大幅なコスト削減が可能となります!
MRの活用事例
MRは、下記のような分野で活用が見込まれています。
・作業現場
・設置シミュレーション
・エンタメ
・医療現場
例えば、上記Microsoft HoloLensのように作業現場にMRの技術を活用すれば、
作業指示書や説明書などを空間上に表示させておくことができるので、
作業効率を向上させることができます。
また、設置シミュレーションでMRを用いると、
ARよりもさらにリアルなシミュレーションを見ることが可能なんです!
このようにMRを活用すると、作業の効率化やシミュレーション精度の向上によるコストの削減などの活用が期待されています。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!
進化が止まらないAR・VR・MRを
皆様が活用し、より良い映像作品が生まれることを心から祈っております!